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サンふじ

サンフジができた歴史

太陽をサンサンと浴びるサンふじ

サンフジの「サン」は太陽のSUN

見た目の美しさと抜群の食味を兼ね備えたりんご「フジ」は、日本のみならず、世界中で人気の品種です。このフジに袋をかけずに栽培し、太陽の光(SUN)をたっぷりと浴びて美味しさ極めたりんごが「サンフジ」です。

りんごには袋をかけて栽培する「有袋栽培」と、袋をかけずに栽培する「無袋栽培」があります。「サンフジ」と「フジ」は、この栽培方法が異なるだけで元々の品種は同じものです。サンフジは、雨風や直射日光にさらされて成育するため、フジに比べると見た目は劣りますが、完熟して糖度が増し、果肉の中央部分には飴色の密がたっぷり。風味が豊かで、瑞々しく芳醇な味わいが特徴です。

甘味・酸味・歯ごたえの三拍子が揃った

完熟の証である蜜がたっぷり「サンフジ」

おいしいりんご

太陽の恩恵をいっぱいに受けた「サンフジ」は、発色の良さよりも、食味をとことん追求したりんごです。日光を浴びて甘みが強くなり、果肉の中心には完熟の証である蜜がたっぷり。程よくさわやかな酸味と、濃厚な甘み・コクとのバランスが絶妙です。一口かぶりつけば、甘い果汁が滴るほどの瑞々しさと、シャキシャキとした食感がたまりません。寒暖差の大きい山形の風土が、サンフジの魅力をより一層引き出しています。

りんごの“蜜”の正体

完熟の証“りんごの蜜”とは?

すべての植物は、葉で日光を浴びて光合成を行い、ブドウ糖などを作って養分としています。りんごの場合は、酵素の働きでブドウ糖がソルビトール(甘み成分)に変換され、次第に果実へ送られます。このソルビトールが果糖などの「糖」になり、やがてりんごが完熟期に入ると、果実の細胞内が「糖」でいっぱいになってきます。すると甘味成分がリンゴの細胞内からあふれ出し、細胞と細胞の間に蓄積します。完熟がピークを迎え、細胞の外に溢れ出した甘味成分が「りんごの“蜜”」の正体です。つまり、“蜜”とは完熟度に比例して現れるものなのです。

どんなりんごでも完熟すれば蜜は入りますが、出荷時期や気候との兼ね合いで、蜜が入る前に収穫せざるをえない状況も多いようです。山形県は、りんごの樹がもつ力を十分に引き出すことのできる気候により、完熟期と収穫期がうまく合致し、ここぞというタイミングで出荷できる恵まれた環境にあります。

蜜入りりんご”の見分け方

“蜜入りりんご”の見分け方

  1. りんごのお尻に丸みがあり、お尻の部分の皮の色がしっかりと色づいているものを選びましょう。上は赤くても下の方が緑のものは完全に熟していないので、酸味が強い可能性が高いです。
  2. りんごのお尻を太陽に透かすように見ると、やや透明感があるように見えるものを選びましょう。
  3. 同じ大きさのりんごでも、手に持った時にずっしりと重みを感じるものを選びましょう。果汁がしっかりと詰まっていて蜜入りの可能性が高いです。

前出のように、蜜入りのりんごは「完熟した状態」です。そのため、あまり日持ちしないのも特徴です。ぜひ新鮮なうちにお召し上がりいただき、完熟のピークの味・香りをお楽しみください。

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